●2040年見据えて令和9年度介護報酬改定の議論開始
 厚生労働省は4月 27 日の社会保障審議会介護給付費分科会で、令和9年度介護報酬改定に向けた検討の進め方を示しました。65 歳以上人口がピークを迎え、介護・医療の複合ニーズを迎える 85 歳以上人口が増加する 2040 年を見据えた内容で、①人口減少・サービス需要の変化に応じた提供体制の構築、②地域包括ケアシステムの深化、③介護人材確保に向けた処遇改善・職場環境改善・生産性向上、④制度の安定性・持続可能性を確保する報酬の在り方ーの4テーマを分野横断的な論点として議論する方針です。今夏にかけて主な論点を議論し、年内を目途にとりまとめます。
 
●令和8年度平均保険料率 9.32 %で 19 年ぶり引き下げ
 健保連は4月 28 日、令和8年度健康保険予算編成状況の早期集計結果を公表しました。平均保険料率は前年度比 0.02 ポイント減の 9.32 %で、19 年ぶりの引き下げとなります。また、令和8年度から新たに子ども・子育て支援金として 2,347 億円(被保険者1人当たり1万 3,711 円)を計上しました。全国 1,364 組合の経常収支差引額は 2,890 億円の赤字で、全組合の約7割が赤字となる見通しです。保険料収入は賃金引上げ効果を反映し、前年度比 3.8 %増(3,549 億円増)の9兆 6,222 億円に増大した一方で、保険給付費が診療報酬の引き上げから 3.4 %増(1,745 億円増)となり、高齢者等拠出金の増加とともに赤字の要因となりました。