<雇用 続き>
●8月から育児休業等給付の支給申請手続を見直し
 厚生労働省は8月1日、雇用保険の育児休業等給付の申請手続を見直しました。出生時育児休業給付金の申請時に申告する賃金について、育児休業給付金の申請時と同様に「出生時育児休業期間中に支払日のある賃金」に改め、支給申請の早期化を図ります。これまでは「出生時育児休業期間を対象として支払われた賃金」を申告する必要がありました。このほか、出生後休業支援給付金は、配偶者の確認書類を簡素化しています。育児時短就業給付も、同一の子について育児休業給付を受給していた場合の申請手続の簡素化を図ります。
 
 ●派遣労働者の一般賃金水準、上限額の平均値も示す
 厚生労働省は8月 28 日、派遣労働者の同一労働同一賃金の労使協定方式で令和9年度に適用される一般賃金水準を公表しました。職業安定業務統計(ハローワークの求人賃金)を活用した一般賃金水準に職業計(平均)は 1,333 円、賃金構造基本統計調査を活用した一般賃金水準産業計(平均)は 1,530 円で、いずれも前年度から上昇しました。一般賃金水準は、労使協定方式が適用される派遣労働者の最低賃金のような位置づけです。これまで職業安定業務統計から算出した一般賃金水準は求人賃金の下限額の平均にあたる「基準値0年」の時給換算額と、その参考として中央値の額が示されていましたが、令和9年度からはこれに求人賃金の上限額の平均も参考値として提示しています。賃金水準の改善に向けた円滑な労使協議を促します。