●フリーランスで働く人のトラブル、報酬関係多く
 連合は8月5日、フリーランスとして働く人の意識・実態調査 2024 の結果を公表しました。それによると、フリーランスとして仕事上でトラブルの経験があると回答した者は 46.6 %に及び、その内容は、不当に低い報酬額の決定(28.8 %)、報酬の支払いの遅延(25.8 %)、報酬の不払い・過少払い(24.9 %)など、報酬関係が多いことがわかりました。令和6年 11 月に施行される特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律は、これらをいずれも禁止行為としています。調査は、全国の 20 歳以上の男女でフリーランスとして働く人 1,000 名を対象に令和6年6月に実施しました。
 
●「こころの健康」に着目ー令和6年版厚生労働白書
 厚生労働省は8月 27 日、令和6年版厚生労働白書を公表しました。白書として初めて「こころの健康」に着目し、健やかに暮らすことができる社会づくりの方向性を考察しました。白書によると、精神疾患を有する外来患者が令和2年に約 586 万人に達し、身体の健康よりこころの健康に対するリスクを重視する人(15.6 %)も 20 年間で約3倍に増えています。白書は地域や職場におけるこころの健康づくりの取り組みを紹介し、その共通の理念として「当事者の意思の尊重と参加」を指摘しました。