●マイナ保険証利用者の7割以上が「今後も利用」 厚生労働省は8月 30 日、本年8月に実施したマイナンバーカード保有者 2,000 人を対象とする調査結果を社会保障審議会医療保険部会に報告しました。それによると、約4割(39.3 %)がマイナ保険証を利用したことがあると回答しました。そのうち7割以上(74.9 %)が今後も利用したいと答えました。また約9割(89.5 %)が利用に関して不便を感じませんでした。同省は 12 月2日の健康保険証の新規発行終了に向け、利用促進の取り組みを推進しています。 ●配偶者・子の個人番号記載で戸籍謄本を省略へ 厚生労働省は9月6日、公的年金の手続きで添付が必要とされる戸籍謄本等を省略し、届書の記載事項に配偶者または子の個人番号を追加する厚生年金保険法施行規則等の一部を改正する省令案の意見募集を開始しました。個人番号制度の情報連携に伴い、令和6年3月から各種行政手続において本人情報や親子関係、婚姻関係といった戸籍情報を確認できるようになったため、個人情報と同一内容の情報を含む書面に提出を省略します。施行は令和6年 11 月1日です。ただ、実際の運用開始はデジタル庁による情報連携の開始を待つ必要があります。 |