●「年収の壁」を理解、5割に届かずー連合調べ
 連合は5月 14 日、いわゆる「年収の壁」に関する意識・実態に関する調査結果を公表しました。調査は令和6年3月に全国の 15 歳以上の男女 1,000 人の有効なサンプルを集計したもので、それによると、年収の壁について「理解している」と回答した者は 43.6 %と5割に満たないことがわかりました。また、配偶者等の扶養に入っている者のうち、6割以上(63.4 %)が労働時間を一定に抑える調整をしていると回答しました。調整にあたって意識している収入は「年収 103 万円」(53.7 %)が最も高いものとなりました。
 
●7割以上の事業所などが屋内全面禁煙ー厚労省調査
 厚生労働省は5月 15 日、令和4年度喫煙環境に関する実態調査結果を公表しました。改正健康増進法の施行状況等を把握する目的で令和5年1月に実施されたもので、屋内全面禁煙の事業所や飲食店等は前年度(71.6 %)から 2.5 ポイント増加して 74.1 %、喫煙専用室の設置は 9.7 %でした。施行時に存在した飲食店で、経営規模が小さい事業所が運営する「既存特定飲食提供施設」は届出により屋内喫煙が可能な経過措置が設けられていますが、約6割(60.7 %)は屋内全面禁煙としていました。