●資格取得届にマイナンバーの記載義務づけ
 厚生労働省は9月 29 日、厚生年金保険法施行規則等の一部を改正する省令を公布・施行し、健康保険(船員保険)・厚生年金保険被保険者資格取得届に個人番号(マイナンバー)の記載を義務づけました。個人番号の紐づけ誤りの再発防止対策の一環で、厚生年金保険及び国民年金に係る届出に関して、基礎年金番号または個人番号の記載を求めるもののうち、被保険者が基礎年金番号を有しないときは、個人番号の記載を求めることを明確化しました。日本年金機構では個人番号、基礎年金番号のいずれも記載がない場合は返戻するとしており、対応を求めています。
 
●物流の 2024 年問題を踏まえ医療機器流通で懇談会
 厚生労働省は 10 月6日、医療機器の流通改善に関する懇談会を開催しました。令和6年4月のドライバーに対する時間外労働の上限規制の適用開始に伴い、輸送可能量が低下し、医療機器の流通にも影響が及ぶおそれがあることから、同省は関係者間での議論がを促し、11 月に課題への対応案を示します。この日、医療機器業界から医療機関に対して1日も早い発注のほか、現行の納品ルール(時間設定、納品場所指定、ロット指定等)の緩和、医療機関が保有する在庫の増加、物流コストの転嫁の受容などが要請されました。