●技能実習生の9割以上が「帰国後、役に立った」
 外国人技能実習機構は9月2日、令和5年度技能実習制度に関する調査結果を公表しました。それによると、実習を通じて学んだことが帰国後、役に立ったと回答した技能実習生は 92.1 %と9割を超えました。一方で、2割弱(16.2 %)が実習中に困ったことがあったと回答しました。具体的には、家族と離れて寂しかった(55.1 %)ほか、仕事が厳しい(23.1 %)、賃金が少ない(19.6 %)、住居が良くない(10.7 %)、精神的に嫌がらせを受けた(6.8 %)などの回答もありました(複数回答)。調査は技能実習の修了者のうち、令和5年9月から令和6年1月末までに帰国または帰国予定の 7,936 人の回答を得ました。
 
●インボイス導入後も7割超が免税事業者から仕入れ
 日本商工会議所は9月9日、中小企業におけるインボイス制度等の実態調査結果を公表しました。それによると、2023 年 10 月の制限導入前に免税事業者から仕入れがある課税事業者のうち、制度導入後もほぼすべての免税事業者から仕入れを継続している事業者は7割以上(74.0 %)に及ぶことがわかりました。ただ、免税事業者からの仕入れ税額控除の経過措置が 2029 年9月末で終了することなどから、今後も仕入れを継続する予定の事業者は5割を下回りました(47.1 %)。調査は 2024 年5月に実施し、3,149 社の回答を得ました。