●令和6年度診療報酬改定は6月1日施行に
 中医協は8月2日、令和6年度の診療報酬改定から、施行時期を6月1日を後ろ倒しする方針を了承しました。従来は4月1日に施行してきましたが、例年2月に行われる診療報酬の答申や3月の告示から施行までの期間が短いため、医療機関やシステム改修を担うベンダーの負担軽減を図る目的で、政府の医療DX推進本部から検討を委ねられていました。施行が6月1日になることで、改定後の診療報酬の初回のレセプト請求は7月 10 日になる予定です。
 
●賞与保険料の納入告知で日本年金機構が広報
 日本年金機構は8月 15 日、育児休業等の期間が1ヵ月を超えない場合の賞与保険料の納入告知について、育児休業等終了日の翌日が育児休業開始日の属する月の翌月となる場合は、翌月の保険料とあわせて保険料額等を告知すると広報しました。健康保険法等の一部を改正する法律の施行により、令和4年 10 月以降に開始した育児休業等は、その期間が賞与月の末日を含んで連続1ヵ月を超える場合に限り、賞与保険料の免除対象とされたことに伴い、前述のようなケースでは保険料計算に時間を要するためです。