●オンライン資格確認利用推進本部が初会合
 厚生労働省は6月 29 日、オンライン資格確認利用推進本部設置し、初会合を開きました。改正マイナンバー法が成立し、健康保険証とマイナンバーカードの一体化が予定される一方で、マイナンバーカードをめぐってはさまざまなトラブルが発生しています。本部では、何らかの理由でオンライン資格確認ができない場合の医療費負担の取り扱い、顔認証付きカードリーダーの不具合などさまざまなトラブルが生じた場合の対応などを整理し、マイナンバーカードを健康保険証として利用する環境整備を図ります。
 
●賃上げを背景に黒字決算ー協会けんぽ
 協会けんぽは7月7日、令和4年度決算見込みを公表しました。令和4年度の収入は 11 兆 3,093 億円、支出は 10 兆 8,774 億円となり、収支差は 4,319 億円の黒字となりました。黒字は 13 年連続。収支の増減を見ると、収入は前年度から 1,813 億円増加しました。収入の9割以上を占める保険料収入が 1,868 億円増加したことによるもので、賃金(標準報酬月額)が 2.0 %増加したことが主な要因です。一方、支出は前年度から 486 億円増加しました。加入者1人当たり医療給付費が 4.4 %増加し、保険給付費が前年度から 2,502 億円増加したことが主な要因となっています。
 
●年金事務所・街角センターの対応「満足」94 %
  日本年金機構は7月7日、令和4年度の年金事務所・街角の年金相談センターお客様満足度調査結果を公表しました。それによると、年金事務所等の対応に「満足」と回答した者は 94.0 %となり、前々年度(91.2 %)、前年度(93.6% )を上回ったことがわかりました。具体的に窓口での説明に関して満足と回答した者は 95.0 %、職員の接客態度に関しても 95.2 %が満足と回答しており、98.7 % の者が来訪前の「不安や疑問が解消した」と回答しました。調査は令和5年2月、年金事務所等に来訪した者にアンケートはがきを配布し、3万 8,137 件の回答を集計しました。