●就職活動で男女差別を感じた者3割以上—連合調査
 連合が5月 31 日に公表した就職差別に関する調査 2023 の結果によると、就職活動をしている者の3割以上(32.8 %)が男女差別を感じたことがあると回答したことがわかりました。男女差別を感じた内容は、男女で採用職種が異なっていた(39.6 %)が最も多く、採用予定人数が男女で異なっていた(36.9 %)、男性のみ、または女性のみの募集だった(30.8 %)などの回答が3割を超えました(複数回答)。男女雇用機会均等法は労働者の募集や採用に関して性別を理由とする差別を禁止しており、いずれも同法違反のおそれがあります。調査は 2023 年4月に実施し、最近3年以内に就職のための採用試験を受けた 15 歳~ 29 歳の男女 1,000 名の有効サンプルを集計しました。
 
●令和4年の出生数は 77 万人で過去最少を更新
 厚生労働省は6月2日、令和4年人口動態統計月報年計を公表しました。令和4年の出生数は前年から約4万人減少して 77 万 747 人となり、過去最少を更新しました。合計特殊出生率も、前年から 0.05 ポイント低下して 1.26 となり、過去最低を更新しました。いずれも7年連続の減少・低下です。一方、死亡数は前年から約 13 万人増加して 156 万 8,961 人と過去最多です。人口の自然減は 79 万 8,214 人で過去最大の減少でした。ただ、婚姻件数は3年ぶりに増加に転じ、前年から 3,740 組増加して 50 万 4,878 組となりました。