●令和6年の出生数は72万人で過去最少更新
 厚生労働省は2月 27 日、人口動態統計速報を公表しました。それによると、令和6年の出生数は 72 万 988 人となり、前年から3万 7,643 人(5.0 %)減少し、過去最少を更新しました。9年連続の減少です。一方、死亡数は 161 万 8,684 人で前年から2万 8,181 人(1.8 %)増加して過去最多です。4年連続の増加です。自然増減数はマイナス 89 万 7,696 人で前年から6万 5,824 人減少して過去最大です。自然減は 18 年連続です。なお、婚姻数は 49 万 9,999 組となり、前年から1万 718 組(2.2 %)増加しました。
 
●最賃 1,500 円目標に約7割の中小企業が対応困難
 日本商工会議所は3月5日、中小企業における最低賃金の影響に関する調査結果を公表しました。それによると、2020 年代に最低賃金を全国加重平均 1,500 円とする政府目標について、7割超(74.2 %)の中小企業が「対応は困難・不可能」と回答したことがわかりました。内訳は困難が 54.5 %、不可能が 19.7 %、地方の小規模企業では4社に1社(25.1 %)が「対応は不可能」と回答しました。調査は令和7年1~2月に実施し、会員企業 3,958 社からの回答を都市部 601 社と地方 3,357 社に分けて集計しました。