<雇用> ●令和8年度適用の派遣労働者一般賃金水準示す 厚生労働省は8月 25 日、派遣労働者の同一労働同一賃金の労使協定方式において令和8年度に適用される一般賃金水準の通達を発出しました。職業安定業務統計を活用した一般賃金水準の職業計(平均)は 1,289 円で、前年度から 41 円上昇しました。一般賃金水準が上がるのは 525 職種、下がるのは 13 種類でした。賃金構造基本統計調査の一般水準の産業計(平均)は 1,442 円で、前年度から 122 円上昇しました。同じくあがるのは 117 職種あります。さがるのは7職種あります。いずれも前年度を上回る職種が多く、令和8年度も派遣労働者の待遇改善が予測されます。 ●外国人雇用「労働力不足解消のため」が約7割 厚生労働省は8月 29 日、令和6年外国人雇用実態調査の結果を公表しました。雇用保険被保険者数は約 182 万人で前年(約 160 万人)から増加しています。雇用する理由は「労働力不足の解消・緩和のため」が約7割(69.0 %)を占めて最多でした。月間決まって支給する現金給与額は、27 万 4,900 円で前年比 2.7 %増しました。入国までにかかった費用総額は「20 万以上 40 万円」(22.6 %)が最も多かったです。調査は令和6年 10 月~ 11 月に実施されました。3,623 事業所と外国人労働者1万 1,568 人の回答を集計しました。 |